フレッツ光から光コラボへ転用したい！手続きや工事はどうなるの？

2020年7月6日 2022年5月10日

フレッツ光から光コラボへ転用することでインターネットがお得に！

光コラボという名前に聞きなじみがなくても、BIGLOBE光やSo-net光などの名前は聞いたことがあると言う方も多いのではないでしょうか。
これまでプロバイダの会社として知られていたBIGLOBEやSo-netが突然光回線のサービスを提供するようになったのは、2015年から始まった「光コラボ」によって光回線を利用できるようになったためです。
光コラボとは、NTT東日本・NTT西日本が所有しているフレッツ光の回線を他業者へ貸し出すサービスのことで、光コラボが開始されたことにより、プロバイダの会社や携帯電話の会社を中心に、多くの企業が光回線のインターネットサービスの提供に乗り出しました。
光コラボでは回線使用料とプロバイダ使用料がまとめてパック販売されているため、これまでフレッツ光で回線使用料とプロバイダ使用料の請求が別々になっていたり問い合わせの窓口が2つあったところを一元化できるというメリットがあります。
また、価格やサービス競争も盛んになったことで、利用者にとってはよりお得にインターネットを楽しめるようになりました。
しかし、乗り換えの手続きが面倒だと感じる方や、ちょっと心配だと思われている方もいるでしょう。
フレッツ光から光コラボへの転用の方法と気をつける点について紹介します。

フレッツ光から光コラボへ乗り換える手順は？

光回線の乗り換えは面倒な手続きや工事が必要ではないかと心配される方もいらっしゃるかと思います。
しかし、フレッツ光から光コラボへの乗り換え（転用）は回線の引き直しなどの工事は不要で、手続きもそこまで複雑ではありません。
転用をする際には契約者本人の同意が必要となるため、口頭での本人確認を行ったり転用承認番号と呼ばれる番号の取得が必要になります。
転用承認番号の受付窓口はNTT東日本とNTT西日本では異なるので注意しましょう。
フリーダイヤルの電話に問い合わせるか、ウェブでも手続きが可能です。
転用承認番号を取得したら、加入したい光コラボの事業者に申し込みを行います。
この際に事前に取得しておいた転用承認番号を伝えます。
申し込みが正式に受理されると、光コラボの事業者からルーターなど、インターネットに接続するために必要な機器が届きます。
それらを接続し、パソコン上でインターネット利用に関する設定を行えば、これで転用は完了します。
フレッツ光の回線と光コラボの回線自体は同じ物を利用しているため、新たな回線工事は必要ありません。
そのため、工事にかかる費用も発生しないというメリットがあります。

フレッツ光から光コラボへ転用する際の注意点は？

フレッツ光から光コラボへは簡単に転用ができますが、その一方で注意しておきたい点もあります。
最も注意すべき点は、光コラボ事業者へ乗り換えてしまった後から再度フレッツ光に戻すことができないという点です。
回線速度やサービスの面など、転用してみないとわからない部分も多いですが、一度転用してしまうとフレッツ光に戻すことができないというところはしっかりと頭に置いたほうがよいでしょう。
また、NURO光やauひかりは光コラボの事業者の１つに思われるかもしれませんが、光コラボの事業者には含まれておりません。
これら２つの使っている回線はフレッツ光のものではなく、フレッツ光で使用されていないダークファイバーと呼ばれる回線や、独自の回線を利用しているため、フレッツ光から乗り換えをする際には回線工事が必要になります。
工事費用や乗換えの際には少し手続きに手間がかかったり、開通までに時間を要することになるので光コラボの事業者かそれ以外の事業者かを事前に調べて置くことをおすすめします。