光コラボって何？
NTT東日本・NTT西日本が提供しているインターネットの光回線サービス「フレッツ光」はCMや店頭のキャンペーンなどで名前を知っているという方も多いでしょう。
光回線のサービスを提供している業者はフレッツ光の他にもたくさんあり、いざ契約をしようと考えてもどれを選べばいいのかわからなくなってしまうということも少なくありません。
また、「光コラボ」という言葉が誕生してしばらく経ちますが、フレッツ光と光コラボの違いについても詳しいことは知らないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
従来、NTT東日本・NTT西日本が所有している回線でインターネットサービスを提供していたのはフレッツ光のみでしたが、ある時からその回線を他業者へ貸し出すようになって誕生したのが「光コラボ」なのです。
光コラボの事業者の中にはso-netやBIGLOBEといったプロバイダの会社やソフトバンクやドコモといった携帯キャリアも参戦し、現在ではその数は数百社に及ぶと言われています。
フレッツ光と光コラボの大きな違いとして、フレッツ光では回線とプロバイダの契約や支払が別々になっていましたが、光コラボの事業者は貸し出された光回線の使用料とプロバイダ使用料をセットにして販売しているため契約と支払の一元化ができるという点にあります。
また、光コラボの事業者の中で様々な価格やサービスの競争が発生し、利用者にとっては自分に合うところを見つければお得にインターネットを利用できるというメリットもあります。
気になるフレッツ光と光コラボの違いは？
現在フレッツ光を利用している方で、これから光コラボに変更しようかと考えている方もいるでしょう。
光コラボに変わったことでネットの速度が遅くならないかと不安になるかもしれませんが、光コラボの事業者が利用している回線そのものはフレッツ光の回線のため、基本的に速度が大きく変わることはありません。
使用しているプロバイダなどの関係で速度に変化が出る可能性は考えられますが、品質や基本の速度自体はフレッツ光も光コラボも同じ物なので変わらないのです。
その一方で、フレッツ光の回線とは異なる回線を利用しているNURO光やauひかりは、乗り換えをする際に速度が速くなる可能性があります。
フレッツ光の最大速度は１Gbpsですが、NURO光は2Gbps、auひかりからは5ギガや10ギガのプランも登場しています。
実はNURO光やauひかりは光コラボの事業者ではありません。
NTT東日本・NTT西日本のフレッツ光で使っていない回線（ダークファイバー）や独自の光ファイバーを利用して通信を行っているため、フレッツ光から転用しようとした時に回線を引く必要があるので光コラボへの転用より時間がかかります。
フレッツ光から光コラボへ転用を考えてみてもいいケースって？
これまでずっとフレッツ光を使っているけれど、他の事業者へ乗換えをしてみたいと考えている方もいらっしゃるでしょう。
利用料金が安くなるケースや、回線使用料とプロバイダ使用料の支払を一元化したいという場合などは乗り換えを検討してみることをおすすめします。
利用料金がお得になるだけでなく、申込窓口によってはキャッシュバックキャンペーンなども行っているところがあるので、こうしたサービスを上手く利用することがポイントです。
しかし、転用をする際にはプロバイダの解約違約金が発生することがあるため、乗り換えるタイミングをしっかり確認しておかないと違約金で数千円から数万円かかってしまうことがあります。
余計な出費を抑えるためにも契約更新にあたる月がいつになるか、事前にチェックしておきましょう。
